お子さまの歯磨き粉、どう選ぶ?年齢別おすすめフッ素ケア
お子さまの歯磨き粉、どう選ぶ?年齢別おすすめフッ素ケア
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「子ども用の歯磨き粉、種類が多すぎて選べない…」 「フッ素って、いつから使えばいいの?」
お子さまの歯磨きグッズ売り場で、そんな風に悩まれた経験はありませんか?
お子さまの大切な歯を虫歯から守るケアは、実は最初の歯が生えたその日からスタートできます。 大切なのは、お子さまの成長段階に合わせた**「フッ素濃度」と「使いやすさ」**で選ぶこと。
今回は、当院でも取り扱っている人気の【チェックアップ】シリーズを例に、年齢別のおすすめ商品と歯磨きのコツをご紹介します。
【0歳~2歳】 歯が生え始めたら… まずはジェルからスタート!
この時期は、うがいがまだ上手にできません。そのため、万が一飲み込んでしまっても安全で、泡立ちの少ないジェルタイプが基本です。
- おすすめ: チェックアップ ジェル(バナナ味/フッ素濃度 500ppmF)
- ポイント: 食品にも使われる成分をベースに作られており、仕上げ磨きに最適です。
◆使い方のコツ
- 歯ブラシに乗せる量は、お米ひと粒分で十分です。
- お子さまを仰向けに寝かせ、お口の中がよく見える「寝かせ磨き」で優しくケアしましょう。
- 歯ブラシを嫌がる場合は、清潔なガーゼで歯の表面を拭ってあげるだけでも効果的です。
【3歳~5歳】 「自分でやりたい!」気持ちを育てる歯磨き習慣
うがいができるようになり、何でも自分でやりたがるこの時期は、「歯磨きは楽しい」と感じてもらうことが何より大切です。
- おすすめ: チェックアップ コドモ(ぶどう味/フッ素濃度 950ppmF ※)
- ポイント: お子さまに人気のフレーバーで、毎日の歯磨きタイムを楽しい習慣に変えるお手伝いをします。
※2023年1月より、6歳未満のフッ化物配合歯磨剤の推奨濃度が変更になりました。
◆使い方のコツ
- 使う量は、**グリーンピース大(5mm程度)**が目安です。
- お子さまが自分で磨いた後は、必ず保護者の方が「仕上げ磨き」をしてあげてください。
- 「上手に磨けたね!」とたくさん褒めてあげることで、お子さまのやる気を引き出しましょう。
【6歳~】 永久歯を守る大切な時期!フッ素濃度をステップアップ
大人の歯(永久歯)が生え始めるこの時期は、歯の質がまだ弱く、最も虫歯になりやすいデリケートな時期です。フッ素濃度を少し高めて、しっかり歯を守りましょう。
- おすすめ: チェックアップ ジェル(ピーチ味/フッ素濃度 950ppmF)
- ポイント: 泡立ちが少なく、すみずみまで塗り広げやすいジェルタイプ。特に生えたての永久歯のケアにおすすめです。
◆使い方のコツ
- 歯ブラシの半分~3分の2程度(約1cm)を目安に使いましょう。
- 特に虫歯リスクが高まる就寝前は、一本一本丁寧に磨くことを意識してください。
- 磨いた後は、たくさんの水でうがいするのではなく、軽く1回ゆすぐ程度に。お口の中にフッ素成分が多く残り、効果が高まります。
院長からのアドバイス:歯磨き粉選びとケアのヒント
✔︎ フッ素濃度は、必ず年齢に合ったものを選びましょう。
✔︎ 歯を傷つけない、研磨剤無配合か低研磨性のものが安心です。
✔︎ お子さまの好きな味やキャラクターで、楽しく習慣化をサポートしましょう。
そして何より大切なのが、保護者の方による「仕上げ磨き」です。 磨き残しをなくすため、小学校高学年(10歳頃)までは、大人が必ずチェックと仕上げをしてあげてください。親子のスキンシップの時間としても、ぜひ大切にしてくださいね。
当院では、お子さま一人ひとりの成長段階や口腔内の状態に合わせて、最適な歯磨き粉選びをお手伝いしています。 商品選びで迷ったり、ケアの方法で分からないことがあったりしましたら、どうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。