検診・予防歯科

検診・予防歯科

記事公開日:

2024年12月22日

最終更新日:

2025年3月30日

生涯健康な歯を保つために|予防歯科のすすめ

「歯医者さんは歯が痛くなってから行くところ」と思っていませんか?実は、歯の健康を維持するためには、痛みが出る前の「予防」が非常に大切です。三田・芝公園エリアにあるSACHIデンタルクリニックでは、皆様が生涯にわたってご自身の歯で美味しく食事を楽しめるよう、予防歯科に力を入れています。

予防歯科とは?

予防歯科とは、虫歯や歯周病などの歯の病気を未然に防ぎ、お口の健康を維持するための取り組みです。具体的には、歯科医院での定期的な検診やクリーニング、ご自宅での適切な歯磨きなどを行います。

予防歯科には、以下のようなメリットがあります。

  • 虫歯や歯周病の早期発見・早期治療ができる
  • 虫歯や歯周病の進行を食い止め、重症化を防ぐ
  • 歯を失うリスクを減らし、生涯自分の歯で食事を楽しめる
  • 口臭を予防し、清潔な口内環境を保てる
  • 結果的に、治療にかかる費用や時間を節約できる

なぜ予防歯科が重要なのか?

虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、痛みなどの症状が出てから歯科医院を受診した時には、すでに病気が進行してしまっているケースが多く見られます。

特に歯周病は、日本人の成人の約8割が罹患していると言われており、歯を失う最大の原因となっています。また、歯周病は、糖尿病や心臓病などの全身疾患との関連性も指摘されており、お口の健康だけでなく、全身の健康を守るためにも、予防が非常に重要です。

さらに、虫歯や歯周病の治療には、時間も費用もかかります。しかし、予防歯科に積極的に取り組むことで、これらの病気のリスクを大幅に減らすことができ、結果的に医療費の削減にもつながります。

予防歯科メニュー

当院では、患者様のお口の状態やライフスタイルに合わせて、様々な予防歯科メニューをご用意しております。

定期検診

定期検診では、以下のようなことを行います。

  • 問診:現在の歯の状態、生活習慣、お悩みなどを詳しくお伺いします。
  • 視診:お口の中全体をチェックし、虫歯や歯周病、粘膜の異常などがないかを確認します。
  • レントゲン検査:必要に応じてレントゲン撮影を行い、目に見えない部分の虫歯や歯周病、顎の骨の状態などを確認します。
  • 歯周病検査:プローブと呼ばれる器具を用いて、歯周ポケットの深さを測定し、歯ぐきの炎症や出血の有無、歯の動揺度などを確認します。
  • 虫歯チェック:専用の器具や視診により、虫歯の有無や進行度合いを確認します。

これらの検査結果をもとに、患者様一人ひとりに合った予防プランをご提案いたします。定期検診の頻度は、お口の状態によって異なりますが、一般的には3~6ヶ月に1回程度をおすすめしています。

プロフェッショナルクリーニング(PMTC)

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を用いて行う歯のクリーニングです。毎日の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石、着色汚れなどを徹底的に除去し、歯の表面をツルツルに磨き上げます。「PMTC 三田」は、歯の健康維持に欠かせないプロのケアです。

PMTCには、以下のような効果があります。

  • 虫歯や歯周病の予防
  • 口臭の予防
  • 歯の着色除去(ステイン除去)
  • 歯質の強化

エアフロー

エアフローとは、微細なパウダー粒子を歯面に吹き付けて、歯の表面に付着したプラークやステイン(着色汚れ)を除去するクリーニング方法です。歯ブラシや歯間ブラシでは届きにくい部分の汚れも、効果的に落とすことができます。「エアフロー 三田」は、歯を傷つけずに汚れを落とせる、新しいクリーニング方法です。

エアフローには、以下のような効果があります。

  • 歯の表面の着色除去
  • 歯周ポケット内の清掃
  • バイオフィルムの除去
  • 歯肉のマッサージ効果

フッ化物塗布

フッ化物塗布とは、歯の表面に高濃度のフッ化物を塗布することで、歯質を強化し、虫歯を予防する方法です。歯科医院で行うフッ化物塗布は、家庭で使用する歯磨き粉などに比べて高濃度のフッ化物を使用するため、より高い虫歯予防効果が期待できます。

フッ化物には、以下のような効果があります。

  • 歯の再石灰化を促進する
  • 歯質を強化し、酸に溶けにくくする
  • 虫歯菌の活動を抑制する

当院では、お子様にはフッ化物ジェル、大人の方にはフッ化物洗口液など、年齢や状況に合わせて最適なフッ化物塗布方法をご提案いたします。

歯磨き指導

正しい歯磨きは、虫歯や歯周病予防の基本です。当院では、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、適切な歯磨き方法を丁寧に指導いたします。歯ブラシの選び方、持ち方、動かし方、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方など、わかりやすくご説明いたします。

生活習慣指導

歯の健康は、毎日の生活習慣と密接に関わっています。当院では、食生活、喫煙習慣、ストレスなど、歯の健康に影響を与える生活習慣について、詳しくお話を伺い、改善のためのアドバイスをさせていただきます。

年齢別の予防歯科

予防歯科は、年齢やライフステージに合わせて、適切なケアを行うことが大切です。

子供の予防歯科

乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすく、進行も早いため、小さな頃からの予防が非常に重要です。当院では、お子様の成長段階に合わせて、以下のような予防処置を行っています。

  • フッ化物塗布:歯質を強化し、虫歯を予防します。
  • シーラント:奥歯の溝を特殊な樹脂で埋めることで、虫歯を予防します。
  • 歯磨き指導:正しい歯磨きの方法を、楽しく丁寧に指導します。
  • 定期検診:虫歯や歯並びの問題を早期に発見し、適切な処置を行います。

また、保護者の方には、仕上げ磨きの方法や、おやつの与え方など、ご家庭でのケアについても詳しくアドバイスさせていただきます。

大人の予防歯科

大人の予防歯科では、虫歯予防だけでなく、歯周病予防が非常に重要になります。歯周病は、歯を失う最大の原因

であり、自覚症状がないまま進行することが多いため、定期的な検診とプロフェッショナルケアが欠かせません。当院では、以下のような予防処置を行っています。

  • 定期検診:歯周病の検査、虫歯のチェック、レントゲン検査などを行い、お口の状態を詳しく確認します。
  • PMTC・エアフロー:歯石除去だけでなく、歯の表面に付着したバイオフィルムや着色汚れを除去し、歯周病や虫歯を予防します。
  • 歯磨き指導:患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた、適切な歯磨き方法を指導します。
  • 生活習慣指導:食生活や喫煙習慣など、歯周病のリスクを高める生活習慣についてアドバイスします。

また、当院では、口臭予防にも力を入れています。口臭の原因となる歯周病菌や舌苔(ぜったい)を除去し、清潔な口内環境を保つためのケアをご提案いたします。「大人 予防歯科」で、健康な歯と爽やかな息を手に入れましょう。

高齢者の予防歯科

高齢になると、唾液の分泌量が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、全身疾患の影響や、服用している薬の副作用によって、お口のトラブルが起こりやすくなることもあります。当院では、高齢者の患者様のお口の状態や全身状態を考慮し、以下のような予防処置を行っています。

  • 定期検診:お口の状態を詳しく確認し、必要な処置を行います。
  • PMTC・エアフロー:歯石除去だけでなく、歯の表面に付着したバイオフィルムや着色汚れを除去し、歯周病や虫歯を予防します。
  • 口腔機能訓練:お口の周りの筋肉を鍛え、噛む力や飲み込む力を維持・向上させるためのトレーニングを行います。
  • 誤嚥性肺炎予防:唾液や食べ物が誤って気管に入ってしまうこと(誤嚥)を防ぐための指導やケアを行います。
  • ドライマウス対策:唾液の分泌を促すためのマッサージや、保湿剤の使用など、ドライマウスの症状を緩和するためのケアを行います。

高齢者の予防歯科では、お口の健康を維持するだけでなく、全身の健康を維持し、QOL(生活の質)を向上させることも目的としています。「高齢者 予防歯科」で、いつまでも美味しく食事を楽しみ、健康な生活を送りましょう。

よくある質問(FAQ)

予防歯科はどのくらいの頻度で通えばいいですか?
お口の状態によって異なりますが、一般的には3~6ヶ月に1回の定期検診をおすすめしています。虫歯や歯周病のリスクが高い方や、矯正治療中の方などは、1~2ヶ月に1回の検診が必要な場合もあります。
予防歯科の費用はどのくらいかかりますか?
予防歯科の費用は、保険診療の範囲内で行われるものと、自費診療となるものがあります。例えば、定期検診や歯石除去は保険診療、PMTCやエアフローは自費診療となります。詳しくは、当院までお気軽にお問い合わせください。
PMTCは痛いですか?
PMTCは、専用の機器を用いて歯の表面をクリーニングするため、痛みを感じることはほとんどありません。ただし、歯ぐきに炎症がある場合や、知覚過敏の方は、一時的にしみることがあります。
エアフローは歯を傷つけませんか?
エアフローは、微細なパウダー粒子を歯面に吹き付けて汚れを落とすため、歯を傷つける心配はありません。むしろ、歯の表面を滑らかにし、プラークやステインが付着しにくくなる効果があります。
子供の歯磨きは何歳から始めればいいですか?
歯が生え始めたら、ガーゼ磨きから始めましょう。1歳頃からは、乳児用の歯ブラシを使って、歯磨きの練習を始めます。仕上げ磨きは、小学校高学年くらいまでは続けてあげてください。

About the Author: 中村 紗千子

SACHIデンタルクリニック院長 / 2016年 日本歯科大学生命歯学部生命歯学科 卒業 / 2017年 東京医科歯科大学(現:東京科学大学)歯学部 臨床研修修了 / 2025年 SACHIデンタルクリニック開院

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